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5-スギ花粉皮膚炎

皮膚におこる花粉症についてお話しします。

 

花粉症の症状とともに、顔が痒くて、掻きすぎてヒリヒリして困っている方や、ぐすぐすは軽いのに、皮膚だけ荒れている方はいらっしゃいませんか。特に頬っぺたが化粧水でしみたり、何をつけてもよくならないと感じている方はいませんか。

 

これは皮膚の花粉症、“スギ花粉皮膚炎”と呼ばれている症状です。元々バリアの薄い下まぶたから頬骨あたりに花粉が付着して、赤くカサカサして痒い湿疹ができ、更に冬の乾燥が加わり、辛い状態になります。

 

杉花粉皮膚や粘膜にくっつきやすく、とれにくい形をしているので症状が長引きます。そして掻くことによってまた痒みを出す物質が誘発されて更に痒くなるのです。杉の季節が終わってもいつまでも良くなりません。痒くて痛くて辛いですね。

 

この杉花粉皮膚炎は、鼻炎や結膜炎の症状に伴って起きることもありますし、皮膚だけに単独に起こることもあります。うわぁ、これ私の事だわと思った方、自分でできる手当てをお伝えしますから一緒に頑張りましょうね。

 

まずは洗顔です。今日から朝晩、水で洗います。しみなければクレンジングは使用してもよいですが、ダブル洗顔は1週間ほどお休みです。もしファンデーションなどを使っていないなら水だけでサッと流しましょう。

 

洗った後は、そっと押さえるようにタオルで拭き、直ぐにいつも使っているものをまずは塗りましょう。この時しみる化粧水なども、1週間お休みします。擦り込まずそっと置くように塗ります。そして、Tゾーン以外の皮膚に乳液またはクリームを重ね塗りします。

 

1~2時間おきに、乳液かクリームを乾燥の強い部分に更に重ねて塗ります。ほてったり痒みがある場合は、保冷材をハンカチなどで包み、患部をそっと冷やします。これを2週間続けます。

 

荒れている皮膚が入れ替わるのに約1ヵ月 かかりますから、2週間で半分まではよくなるはずです。少し良くなっても安心せずに、引き続き水で大事に大事に洗って守りを固めれば、ゆっくり元の皮膚に戻っていきます。

 

ただ2週間頑張っても良くならない場合や、即刻治したい方は、1日も早く皮膚科を受診してくださいね。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子