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16-美人肌の大敵 -シミ、たるみ、ほうれい線の対策-

30代になると、皮膚の悩みの中に、顔のたるみが急上昇してきます。老化の代名詞ともいえる顔のたるみ、なんとかしたいですよね。

 

30歳から35歳位の間に老けこんでいく人と、若々しくいく人の差が出るように感じます。シワやたるみが悪いわけではありませんが、美人肌にとっては大敵いつも弾力のある若々しい肌でいたいですね。

 

顔のたるみ、年齢とともに、目の周り、口の周りに起きてきますが、老け顔を作ってしまうのは、ずばり口周り年齢を感じさせる“ほうれい線”のしわざです。

 

このほうれい線は、小鼻の両側から唇両端にできるシワのこと。若いときは、笑ったときに目立つくらいのほうれい線も、年齢を重ねると、笑わなくても深くくっきりと目立ち、気になります。

 

ほうれい線は、骨格や顔の筋肉の付き方、歯並びに影響されます顔の複雑な表情をつくっている表情筋が、老化によって衰えると、頬が下がりほうれい線がくっきりとなってしまいます。

 

加齢とともに筋肉が衰えるのは仕方の無いことですが、鍛えることは可能です食事をよく噛んで食べることで、口まわりの筋肉がバランスよく鍛えらます。固めのガム1日20分程度噛むことも有効です。

 

また、口のまわりの筋肉は、入れ歯にすると一気に落ちてしまいます年に1度は歯科検診をし、自分の歯を失わないようにしましょう。

 

ほうれい線対策には、マッサージも有効です。おすすめは頭皮マッサージです。頭皮と顔の皮膚はつながっていますですから、頭皮が凝って硬くなり、動きが悪くなると、顔の皮膚まで動きが悪くなって、下がってしまいます。

 

健康な頭皮をつくることが、顔のたるみ予防にもなります。指のはらで頭皮を持ち上げるようにして、ゆっくりとマッサージします。毎日少しずつ、頭が疲れたと思ったら行なってみてください。

 

そのほか、目の周囲のツボ押しもおすすめです。目の周囲のツボを押すときは、眼球に触れないように気をつけます。指のはらでゆっくりやさしく指圧していきましょう。疲れ目にも効果的なツボです。

 

また、ほうれい線を防ぐには、紫外線のダメージを減らすことも大事紫外線は、皮膚センイを壊し体内に活性酸素を発生させて、皮膚のハリや弾力に必要な、コラーゲンやエラスチンを変性させてしまいます。

 

肌のしわやたるみの一番の原因は、紫外線の蓄積ですから、季節に関係なく万全の紫外線対策が必要です。

 

さらに、皮膚の乾燥も、ほうれい線を深くしますどこにいっても、皮膚は1年中乾燥した環境にさらされています。こまめに保湿をしてください。

 

人は生きている限り老化に向かっているのですから、ほうれい線もいつの日にかできてはきますが、表情筋を鍛えたり、皮膚へのケアをきちんと行うことで、目立たなくさせることは可能です。年だからと諦めないで、毎日少しずつケアをしていきましょう。

 

今はまだ若いあなたも今日から予防をね。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子