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27-バイ菌と美人肌の深い関係 -腸内細菌叢-

 

もし、バイ菌がいっぱいですと言われたら、誰だっていい気はしませんよね。口の中がバイ菌だらけとか、が溜まってバイ菌だらけとか言われたら、泣きたくなりますね。

 

しかし、ヒトの身体の中にはいい菌もたくさんいます。例えば腸内の常在菌数百種類100兆個重さにして約1キログラム乳酸菌やビフィズス菌のようなよい菌や悪い菌中間の菌が混在して腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)を作っています。これらの常在菌は、時には味方となり、時には敵となり、ヒトと共生状態にあります。

 

腸内細菌は、食べ物ストレス老化などの影響を受け、腸内細菌叢の状態がよいと体調もよくなる事がわかっています。よい腸内環境を保つためには、冷たいものをとらないアイスクリームは中止いつもよく噛んで食べること。油もの、なま物は控えめにすることをおすすめします。

 

皮膚の健康状態も、はやり腸の状態に大きく影響されます例えばちゃんと食事をしていなかったり、食事の内容がいいかげんだったり、飲み過ぎ食べ過ぎ、日常よくあることですが、積み重なった良くない食事の習慣が、皮膚にじわじわ影響していきます。

 

ニキビがひどくなったり、アトピー性皮膚炎が良くならない時も、おなかの調子が影響していることは、日常の診療でよく経験するところです。ここではふれませんが、爪や髪の毛にも影響が出てきます。

 

皮膚の手入れももちろん必要ですが、からだの中から、腸内細菌を味方につけて、健康で輝く皮膚手に入れましょう。日常のちょっとしたよい習慣が、美人肌への大きなプラスになります。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子