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30-子供の手足のゆびや爪を守る

 

小さな子供の手、傷つきやすいのです。すぐ爪がかけたりささくれからバイ菌が入ったりします。皮膚の抵抗力も、小学校5年生位までは、大人の半分くらいしかありませんから、ミズイボトビヒすぐできてしまいます爪の形指の形特に足の趾の形は、小さい時にある程度決まってしまいます

 

今回は子供のうちにできる、手足のゆびや爪を守る注意お話しします。余談ですが、皮膚科学では手のゆびは指足のゆびは趾という漢字を使います。爪の形は遺伝もありますが、爪の切り方ケアで、丈夫できれいな爪にすることができます

 

爪を切るときは、爪の根元に負担がかからないように、爪切りではなく、ヤスリで削りますできれば爪の根元を押さえて同じ方向に削りますよく白いところを全部切る方がいますが、それは切りすぎです。指先の皮膚とすれすれの高さにそろえます。足の爪陥入爪(かんにゅうそう(深爪))になりやすいので、爪の両端の角を切らずにスクエアに整えます

 

また子供の足の趾(ゆび)はとても軟らかく靴によって簡単に変形します。多少靴が小さくても、子供は靴に合わせて趾を折り曲げて履いています趾が折れ曲がって、ハンマートゥと言われる状態になります。足が成長する時期に、足の大きさに合わせて靴のサイズを変えていかないと、ハンマートゥになりやすくなりますハンマートゥは、足の趾に負担がかかる高いヒールの靴でも起こりますので若い女性にも多いですが、子供の時から足をよく観察して守っていきましょう。

 

ハンマートゥになると足のアーチも崩れ姿勢が悪くなったり将来的には膝の痛み腰痛が起こる可能性があります。入浴時などに足の趾(ゆび)を一本ずつ回してマッサージをしたり、足の趾でグーパーしたりを続けていくと、趾は少しずつ元の状態に戻っていきます今夜お風呂に入ったら、自分の足をよく観察してみてください。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子