
健康は、その方の生活環境、習慣や性格に左右されます。『私のクリニック目白』は、2003年に、身体のことも、心のことも相談できるクリニックを目指しオープンしました。
「日本中の女性をみんな元気にしたい」とちょっと偉そうでした。政治家の「当選したあかつきには!!」 みたいでちょっと照れます。
まずは会えた方から、全力で関わろう。今はそんな思いでいます。
目の前の人から取り組むことなんだと感じたのは、あの震災のときです。
休診日に、富士市の薬剤師の友人や、別の日には整形外科医の先生と二本松市に何度か向かいましたが、ただただ話を聞いたり、軟膏を運んだり、塗ったり。仮設住宅に衣類を届けたりでした。医療らしきことはあまりできませんでした。
でもまずは目の前の人の訴えを受け止める。目の前の人、自分の周りにいる人の痛いところを何とかする。痒みを取って眠れるようにする。そこからだと思いました。
外来の主役は患者さんです。本人の希望を反映し、自分らしく過ごせるように、患者さんにエールを贈る「ライフデザイン外来」は、そんなところから始まりました。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子
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