· 

196-何も心配しなくていいよ

 

思いつめて、心が重たくなった患者さんにときどきお話することがあります。私は心療内科医ではないので、お話を聞くことしかできませんが、エールを贈ります。

 

生まれてくる前に自分の人生を決めてくるという話を私は信じています。どんな人生を歩むか、誰と出会うか、何を作るのか、呑気に行くのか、ときどき試練を入れたり、途中で悩んで右に行くのか左に行くのか迷って、どちらかを選ぶとか全て決めてきているらしい。

 

そして私は強く思うのですが、おそらく最後は必ずハッピーエンドです。どんな人も自分の最後を苦しんだり、痛かったり、泣き続けるような辛い終わらせ方は設定しようとは思わないはず。必ずハッピーエンド!

 

でも自分で設定したのに、そのことをすっかり忘れてしまうから、本当に何も覚えていないから、自分で決めてきたことなのに、ワクワクしたりドキドキしたりするのでしょう。

 

最後は絶対ハッピーエンドですから。ね、だから、何も心配しなくていい、ただ今を普通にこなせばいい。神さまはあなたに意地悪をしようとは思っていません。自分で組み込んだチョイ厄介事が起きているだけ。

 

みんなハッピーエンドに向かって時間は進んでいますから、そのことをいつもいつも忘れないこと。必ず何とかなります。余計な心配をしすぎたり、欲を出して甘い言葉に惑わされたりするかもしれないけれど。怖がらせたりする人に耳を貸さない。不機嫌な人が近づいてきてもほっとこ。

 

イライラしたり、くよくよしたり迷いに迷うかもしれないけれど大丈夫。ハッピーエンドに決まっているのだから、自分がひとりで不幸を背負っていると思わないこと。

 

今もし、これから貴女の来世の計画を一緒に立てるとしたら、楽しいことをいっぱい入れて、あなたが困ったときに、やぁと現れるように私を入れて、あなたがくよくよして振り向いたら、ここにいるから大丈夫と手を振るね。そして最後はもちろんハッピーエンドにしようね。

 

いろいろあったけれど、どれもありがとうって終われるように作ろうね。待っているのはハッピーエンドだから、そのことをいつも忘れないでくださいね。何も心配しなくていいよ。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子


関連記事へのリンク:
155-深謝