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201-コロナウイルス対策 日頃の注意点

 

呼吸器の感染は、ほとんどが鼻や口の粘膜からです。吐く息から感染します。くしゃみや咳は風速にしたら、かなりの速さで飛びますが、普通に話していても、目に見えないしぶきは飛んでいます。

 

その距離が静かな話し方で、片手を広げたくらいと考えてください。楽しくて盛り上がって喋っていたり、大声だったり、歌ったり、騒いでいると、もっと遠くまで飛ぶことになります。

 

あくまでも私の意見ですが、日本人は公共の乗り物の中でほとんど大声で喋ったりしないので、満員電車は大きな感染源にはなっていない気がします。花粉症の時季、マスクの方は元々多いし、静かにしていますから。もちろん、くしゃみをする方がいればそれなりに飛びますが。

 

現在、電車の窓はどの車両も開けられ、換気に注意を払っていますから、この効果はかなり有ると思われます。

 

空気感染はしないのに何故換気が必要かというと、感染している方から吐き出された息の中にはウイルスが含まれているわけで、ウイルスは非常に軽いので締め切った空間ではしばらくは漂っているわけです。だから換気が必要です。ドアや窓を開けて換気すれば、問題は無くなります。ウイルスがその場でどんどん増殖して人を狙い撃ちしたりはありません。

 

もし、どうしてもバーやナイトクラブに行きたいのなら、カウンターに座るとき、2人分空けて座れば感染のチャンスは薄いと思います。横並びで接近してはいけません。大好きでも密着はダメ。1人静かに飲みましょう。カウンター越しでも離れて話す。バーテンダーはマスクをしてください。

 

家族でレストランも行きたいですよね。テーブルを一つおきにしましょう。お客さん自身もお店の方も、このことを心しておきましょう。詰めて座らない。

 

もう一度伝えます。

 

感染は鼻や口からです。

 

人との距離をおきましょう。日本人のパーソナルスペースは広いと言われていますが、今一歩、二人が両手を伸ばした距離を基準にしましょう。

 

「感染のチャンスはいっぱいあるし、若者は重症にならないから生活を変える気は無いし、普通にでかけますけど。」とか言わないで、出来ることをみんなで守りましょう。もし、今夜から熱が続いたら、一人でじっと耐えられますか。一人では辛いはずです。健康保菌者となって、弱っている人を知らずに攻撃することも避けていきましょう。

 

*目からも感染はあります。花粉症で目を掻かないように、必要に応じてメガネを使いましょう。伊達メガネでもよいと思います。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子