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202-新型コロナ肺炎 無症状感染者について

 

中国から、イタリアから、アメリカからのたくさんの情報で、コロナの肺炎にかかってしまったら酷い症状で、命取りになることもあるのはみんな理解したはず。

 

肺炎になる手前で食い止めること、自分の治癒力で押さえられなくなる前に治療を始めること。そして何よりも今ホントに大事なことは、多数いると思われる無症状の陽性者から他人に、とくに年長者や抵抗力の落ちている人にうつさないことです。

 

自分だけは大丈夫は絶対にないと思ってください。私もあなたもです。症状が出ていないということは、ウイルス量が少ないということですが、弱っている方には脅威となります。

 

心肺機能が落ちている方はもちろんですが、免疫系が落ちていると思われる膠原病、甲状腺疾患、血液疾患、癌にかかったことがある方、また、ばい菌やカビに弱い糖尿病の方はウイルスにも弱いですし、腎臓疾患がある方も同様です。日常、他の人に比べてケガや火傷のあとが治りにくい方もです。

 

弱い人たちを守るために群れないこと。慌ててスーパーに行ったり、帰省しようと混んでいるバスに乗らないこと。思いがけず、混んでいたら窓を開けて換気を充分にして、友人と一緒でもわぁわぁ喋らない。マスクをして自分の息を飛ばさないこと。

 

感染者は必ず誰かからうつっているわけです。誰からうつったかが問題ではなく、みんなでこれ以上広がらないように、死亡例を増やさないように気を引き締めていくことが大事です。 みんなで心していきましょう。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子