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227-マスク皮膚炎

 

月曜日にLive News it!という番組のインタビューがありました。

マスクについておさらいします。

 

1.耳が痛くなる

 

大事なことだけが放送されましたが、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことが重要です。鼻の高さ、顔の幅、鼻から耳までの長さ、耳のつき方の角度、耳の大きさによって合うサイズや形は違うはず。まず、ここを吟味しましょう。

 

マスクをしているときにあまり喋らない方は、サイズさえきちんと選べば、ほぼ大丈夫ですが、マスクをつけて喋らなければならない方は、サイズが合っていても喋る度にマスクが動くので、耳の付け根付近が擦れて痛くなります。耳の後ろを保湿しましょう。

 

お風呂上がりや汗をかいたときは、濡れタオルでそっと押さえるように水気を取ります。汗を拭きとるのは市販のウエットティッシュでも良いと思いますが、必ず、アルコールフリーのものにしてください。

 

メガネをかけている方は更に耳に負担がかかるので、気を入れて注意です。

 

2.ニキビがひどくなる

 

マスクをしているとき、ニキビにとって好都合な環境を作っています。ばい菌もウイルスもカビも成長するには適度な湿度、温度、栄養が必要です。マスクの中は高湿、適温、皮膚の角質といった繁殖する条件がバッチリです。

 

口呼吸に注意、ときどき外して皮膚温を下げる、汗をかいたら、水で流すなどのケアが必要です。ただニキビそのものは外用薬の力を借りた方がこじらせないと思います。 様子を見て専門家アクセスを。

 

3.かゆみ、肌荒れ

 

まずは保湿して皮膚のバリアをあげましょう。洗いすぎ、日焼けにも注意を。

 

マスクの刺激で耳が痛い。病名をつけるとしたら何でしょう?うーん、刺激性の皮膚炎なのですが、マスクが原因だからマスク皮膚炎かなぁが、番組ではマスク皮膚炎ジャーンになっちゃいましたね。マスクさんごめんなさい。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子