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236-アトピー性皮膚炎の治療で思うこと

 

アレルギーの治療については専門家の意見は微妙に違います。私なりの考えを書いてきましたが、更に私的意見満載でまとめてみます。

 

身体はすべて繋がっています。生活に大きな支障をもたらす病態の原因は、腸にある可能性が大きいと言われています。

 

アトピーの食事療法も油を止めるとか、野菜ばかり摂るというような極端なことはせず、きちんと合わない物を見つけてから食事の内容を考えるのが賢明と思います。そのための検査は一度きちんとしてみる。

 

たくさんの指南本や経験談を参考にするのは悪くはありませんが、今、本当にその行動は必要ですか?他人が成功した方法は参考の1つではあるけれど、万人に同じ結果を出しません。

 

肘や膝が曲がらないくらい皮膚が乾燥して、アトピーが骨に転移したと来院した大学生や、痒みで眠れず、昼夜逆転してしまい学校に行けなくなってしまった高校生や、厳しい食事制限で成長が遅れ身体が小さい小学生など、アトピーを治す為に、いろいろ試みて、動きが取れなくなった方々を大学病院勤務中には随分みてきました。

 

昨今、保湿の重要性が見直されてきましたが、それさえも拒み、皮膚を守ることなく痒いままに掻いている方もいらっしゃいます。

 

自分の状態や希望を話せる医師を見つけてください。ドクターショッピングしてもかまわないと思います。

 

ただ、自分の考えを認めてくれる医師が良いのではなく、してはいけないこと、命に危険が伴うかもしれないことなど、これからの生活の指標をきちんと考えてくれる医師が必要であることを理解してください。

 

的確なアドバイスの下に、自己治癒力を信じて、いろいろ試すのは構いませんが、無謀なことをしてしまうとバイ菌やウイルスに対しても皮膚のバリアは落ち、二次感染やカポジ水痘様発疹症などを併発します。

 

症状が強いアトピー性皮膚炎の治療は、腹をくくれるかが肝だと思います。診察にはある程度の時間が必要です。ライフデザインカウンセリング(自由診療)をお薦めします。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子