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240-マスクとエアロゾル

 

日々暑さが厳しくなっています。外の移動時にはマスクが辛くなってきましたが、歩いていて苦しくなったら、顔から離して深呼吸してください。

 

下側を少し表側に折って、顎裏を涼しくしたり、素材を工夫したりしましょう。涼しいものは目が荒いこともありますから、環境に応じて考慮は必要ですが、熱中症で倒れないように気をつけましょう。

 

外ではマスクはいらないときもありますが、マスク警備隊みたいな方に怒られるらしいので、人が多い場所ではちゃんとしておきましょう。

 

でも、マスクをつけろと注意する方が、鼻と口を出して大声で怒っていてはいけません。マスクから、鼻が出ていると全く防御になりません。顎マスクはもう全然ダメです。

 

マスクだけで100%ウイルスを遮断することはできませんが、エアロゾルの回避はかなりできると考えます。

 

Covid19に限らず、風邪などのウイルス感染でのくしゃみや咳の飛沫は、水分を含みます。これを浴びなければ、ほぼ感染は成立しません。

 

この飛沫の水分が蒸発して、ウイルスだけになったものを、エアロゾルと呼んでいますが、水分がなくなると浮遊しやすくなるため、少し離れているところまで漂っていきます。

 

くしゃみや咳以外にも、大声や、歌を歌ったりで息が遠くに飛ぶことで、エアロゾルが発生します。このエアロゾルを防ぐのにはやはりマスクしかありません。

 

マスクは無駄と言う医師もいますが、たとえ少しでも効果があるなら、しっかり使いたいですよね。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子