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288-ライフデザインカウンセリング 「いつもと違う」は大事なサイン

 

どうも医療者は、数値を重要視しがちです。

 

もちろん継続して診ている患者さんの、数値の変化を確かめながら治療をしたり、体調管理をしていく事は当然のことですが、数値が正常範囲だと、問題がないと判断してしまうことが多いように思います。

 

例えば食物アレルギーがそうですが、通常の保険診療で即時型のアレルギーを調べて、スコアが上がっていないと、食物アレルギーは無いようです。

 

あなたは少し気にしすぎなのではないですか、と言うコメントで終わることがあります。

 

しかし、遅延型アレルギーを調べてみると、びっくりするぐらい反応している食物があったりします。患者さんの食べてからの症状や、日ごろの状態を聞いて、判断することが大切です。

 

また膠原病は、疑わしい時に抗核抗体という、体の中でシステム異常を起こすような因子がないかを調べるのですが、初期や場合によっては、全く抗核抗体も上がらないことがあります。

 

その数値の動きだけ見ていると、マイナス=何でもない、となってしまいます。そうなると、患者さんは原因がわからないまま、ずっと辛い思いをすることになります。

 

患者さんの訴えをよーく聞いていると、異常な疲れや、治りにくい皮膚症状が続いていることがあります。

 

スコアに頼らず、患者さんの訴えをちゃんと聞きましょう。いつもと違う症状や、いつもと違う疲れや、いつもと違う自分だけがわかる不調を感じた時は、是非相談してください。

 

あなたを治すのは、医者よりも薬よりも、あなた自身の気づく力と、治りたいと思う力に他なりません。不調をそのままにしないで、ライフデザインカウンセリングでご相談ください。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子