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305-コロナワクチン 基礎疾患保有者の場合

 

昨日、豊島区のワクチン接種のお手伝いに行ってまいりました。

 

高血圧の方が多いなぁと思ったら、65歳未満で基礎疾患のある方の摂取日でした。

 

受診者が少なめでしたので、ゆっくりと問診です。やはり副反応が心配と言う方が多く、発熱があったら、何科に行けばよいか。熱があっても仕事に行ってよいか。など聞かれました。

 

多くは、1日半から2日ほどで落ち着きますが、1回目から微熱や頭痛が出る方もいらっしゃいます。1回目に辛かった方は、2回目は更に辛くなることが多いです。

 

あまり辛かったら、無理をせずに休むこと。早く軽減させたかったら、近くの内科でアセトアミノフェンを処方してもらいましょう。仕事は無理のない範囲でおこないましょう。

 

人工透析をしている方や、腎移植をされた方、重症感染症の方や免疫不全、血液疾患の方もいらっしゃいました。

 

もともと慢性疾患は、疲れや栄養不足やあらゆる刺激によって、急性増悪が起こりやすい傾向があります。

 

刺激が加わった少し後に抵抗力が落ちて、元々の病気の症状が悪化することがあります。ワクチンもこの刺激の1つにはなると思います。

 

接種後不調になる可能性は否定できませんが、主治医の判断はCovid-19感染で重症化するよりはワクチンの不調の方がよいだろう。でした。私も同感です。

 

1回目が大丈夫な方は、2回目もほぼほぼ大丈夫ですが、1回目から副反応があまりに強かったら、2回目は無理せず、主治医と相談するのがよいかと思います。

 

1回でも50%抗体がつくというデータも聞きます。何事もなく過ごしていることを祈っています。

 

余談ですが、3名から「今日ってお酒飲んでいいですかね。」と質問がありました。大酒を飲まなければ、大きな問題はありませんが、一杯を噛みしめてゆっくりどうぞ。

 

身体のどこかに炎症を持っている場合、接種後1ヵ月くらいは、自分を労りながら、過ごしてください。飲みすぎないでくださいね。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子


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