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432-死んではいけない

 

昨年の日本の自殺者数は、21,000人ほどで、男性は女性の2倍多いようです。

 

思い悩んで、自死を選ぶ人の中には、ただただ休みたいという気持ちで、薬をたくさん服用して、眠ったまま亡くなってしまう方もいます。

 

繊細で、人に気を遣い過ぎて、言いたいことを我慢して、苦しくて、逃げるところが無くて、思い詰めて、自ら命を絶つという行動に走ってしまうのかもしれません。

 

30年位前、忙しくていろいろごちゃごちゃしていた頃、私ももうこのまま目が覚めなければいいなと願いながら、眠りについていたことがありました。

 

子供の頃も、家の事や、親のことで、自分の存在がよくわからなくなったこともありました。

 

でも、いつも誰かに助けてもらって、今があります。

 

学校でも職場でも、いじめは発生しますし、苦しいところから逃れるために、自ら命を立つことを選ぶ方もいます。

 

自分が死んだら、誰かが必ず自分のせいで亡くなったと悩みます。それは親だったり、友達だったりです。助けることができなかったことを、一生悔やみます。だから死んではいけない。

 

人はいつか必ず死にます。だから自分で生きることを辞めてはいけません。誰かに相談してください。助けてと言ってください。あなたは、つまらないちっぽけな存在ではありません。

 

流れを変えましょう。自分のことを全く知らない、カウンセラーや医師でもよいと思います。声をだして。

 

ライフデザインカウンセリングでも、いろんなことの相談を受けます。病気のことはもちろんですが、親子関係や学校のこと、会社のいじめや転職の相談、結婚のこと、どうしても許せない人のこと。

 

人はみんな綺麗な生き方をしているわけではありません。煮詰まったら、流れを変えるきっかけをみつけましょう。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子