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435-肘が黒くなる悩み

 

 

夏が近づいて、腕や膝を出すようになると、黒ずみが気になり始めます。

 

冬の間も、その黒ずみは存在していたはずなのに、長袖やタイツやズボンで隠れているときは、意識がいってなかったのだと思います。

 

でもこの時期になると、みんな悩んで、そのことで受診されます。

 

中には色素沈着だけではなく、角質が厚くなっている方もいらっしゃいます。

 

角質が厚くなると、かゆみにつながることもあるので、掻くことで更に出血したり、色素沈着をひどくさせてしまいます。

 

さて、どうしたら早くに黒ずみを治せるでしょうか。

 

皮膚が荒れていなく、色素沈着だけであれば、顔のシミをとるような塗り薬や、なめらかにするように徹底的な保湿をします。

 

角質が厚くなっていたり、かき壊して傷があれば、まずは傷の手当てをします。そして表面がツルツルになってから、色素を取るような薬を使います。

 

日常の注意としては、肘をつかない、硬い机の上や、椅子のひじ掛けの上に、肘が当たらないようにします。また膝は、お掃除や何かするときに立て膝になると、すぐ赤くなりますから気を付けて。

 

この動作が繰り返されると、ある時から色素沈着となってしまいます。着物を着る方、幼稚園や保育園の先生、拭き掃除をしょっちゅうする方は、割と膝をつくことが多くなるので、いつも膝をつかない仕草を極めてください。

 

この季節、人の肘を見て声をかけたくなる私です。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子