
前回、健康な髪は、頭皮の状態を良くすることが大事とお伝えしました。
クリニックを受診される方は、髪が多くて困っているという方よりも、髪の毛が細い、抜け毛が多い、光の下に立つと地肌が透けて見える、分け目が幅広くなったという方が、圧倒的に多いです。
今回は、PRP(自己多血小板血漿)の薄毛治療について、お話ししたいと思います。
PRP療法は、無いものを生み出す治療ではありません。弱ったところを修復するという治療です。
つまり、男性型脱毛のように、毛根が無いであろうところには、いくらPRPを打っても、大きな変化は望めません。
また、怪我や熱傷で毛根を損傷しているところには、打っても生えてはきません。PRPの効果は、細く弱々しくなった毛を、蘇らせるという効果です。
ですので、女性型の脱毛、髪がだんだん細くなって、こしがなくなった部位には最適です。髪の毛の本数は減っていないのに 、1本 1本が細くなったことで、ボリュームが落ちているような場合には、とても有効です。
患者さんの中には、PRPを注射した部分に、白髪が生えてこなくなった方もいらっしゃいます。
また昨今では、コロナに罹患した後に抜け毛が多くなり、髪が薄くなったと来院される方も増えてきました。
自分の髪の状態を確認して、女性型脱毛症の治療を行い方は、ライフデザインカウンセリングでご相談ください。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子