· 

631-皮膚のトラブル 暑さが苦手な人

 

暑さが苦手な人には、とても辛い季節になりました。気温が少し上がっただけで、調子が悪くなることがあります。

 

患者さんを診ていますと、暑さに弱い方と、寒さに弱い方に、はっきり分かれます。

 

皮膚科では、暑さが苦手な方はこの時期になると、突然皮膚に赤いブツブツができたり、痒みが出てきたりを繰り返す方が多くなります。

 

本来夏は好きなのに、この時期から皮膚が辛くて、夏を楽しめない方もいらっしゃいます。皮膚温が上がることと、汗によるかぶれが原因と考えます。

 

気温が上がると、体の中から湧いてくるような嫌な痒さ、また汗の腺が詰まっていると、汗もや、手足には水疱ができることがあります。掻くことによって、また痒くなるを繰り返します。

 

関東地方のこの湿度の高いじめじめした暑さは、非常に辛いと思います。

 

対策としては、

① 汗をかいたらなるべく汗を取る

 

② なるべく涼しいところにいつもいるように

 暑い時期は外でスポーツをしない。出かけない。

 

③ 汗をかかない工夫をしてください

 体感温度が低く感じられるような洋服なども出ていますので、利用したり、家にいるときは皮膚温を下げるために、保冷剤を脇に挟んだり、首周りに巻いたりなどで過ごされると良いと思います 。

 

④ 汗の腺を詰まらせないように、年間を通してして汗をかく習慣を作る

 運動後はすぐに汗を流せるのが理想です。

 

まずは6月の湿度が高い時期を乗り越えられますように。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子