1  ホームページリニューアルにあたって (2010年7月5日)

ホームページ(HP)を新しくしました。

クリニックのHPの役目って何だろうと考えてみたところ、こんな感じにまとまりました。

病気の説明や“施術前→施術後”はどこにでもありますし、薬の効果も、美容治療の効果も個人差が必ず起こります。

 

女性誌には毎日、皮膚の情報があふれ、綺麗になれるチャンスはたくさんあります。

みんな、綺麗になってほしい。

見えるところを綺麗にすることは大事なことではありますが、中身はもっと大切です。

おなかの状態を整えて身体の中から丈夫にすることで皮膚の美しさは裏打ちされます。

 

『皮膚は内蔵の鏡』

 

皮膚のバリアを整えて、綺麗になるアドバイスができるクリニックでありたいと思います。

シンプルでわかりやすいHPで、日本中の女性を元気にするために、日頃のケアのポイントをしっかりと、お伝えしたい。受診できない方にも元気になれるように情報を発信していきたいと考えています。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

2  女性外来とは(2010年7月5日)

【女性外来】のイメージってどんな感じでしょう。

婦人科系の病気を診る外来って感じでしょうか。

 

【女性外来】は、女性をひとりの個として診ていく外来です。

元々、医療の世界では成人男性を基準に検査や治療の方針が立てられてきました。

女性の病気と言えば、「ビキニ医療」といわれたように、ビキニで隠れるところが中心として扱われてきました。

子宮と卵巣と乳房だけ。でもこれって変ですよね。

 

健診&検診で数値に異常がなくても、何となく調子が悪いとか、いつもだるいとか、朝から疲れているとか、すっきりしない不調は、女性外来で解決しましょう。疲れが慢性化しないように、メンテナンスをきちんとしておきましょう。こんなことで病院にかかっていいのかしらと、変な遠慮をせずに受診しましょうね。女の人っていつも自分のことは後回しになりやすいので、時々は思い切って自分を一番目に大事にしてみてください。

 

小さな不調はビタミン剤や漢方薬で改善することも多く、冷えや肩こり、頭痛も軽い体操や体力をアップさせることで楽になることもあります。

あなたが元気でいることが、周りの元気につながりますよ。いつも、笑顔でいられるように、いつも自分の体調管理から始めましょうね。

 

女性外来からのメッセージはこんなところですが、あなたの元気をいつも応援しています。無理せずに行きましょう。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

3  日陰のオンナでいこう(2010年9月)

やっと秋らしくなってきました。夏が一番紫外線が多いと思っていませんか。実は一年を通して、極端な差はありません。紫外線は、毎日 毎日、曇っていても雨が降っても、地表に届いています。

 

紫外線が怖いのは、その影響がずっと後になって、シミやシワとして現われることです。 紫外線による老化をふせぐには、一年中日焼け止めを塗ることです。夏しか日焼け止めを塗っていなかった方は明日から、いえいえ、今からしっかり塗ってくださいね。

 

皮膚の老化の八割以上は、紫外線が原因です。20歳までに人生の半分の陽射しを浴びると言われていま す。 今さら遅いわ、なんて言わずにできることから始めましょう。 帽子や日傘を上手に使い、白い服は日を通してしまいますから、色ものを着、日陰を歩き、電車やバスでは、日が当たらない側に座る。日焼けしやすくなる食材(蕎麦、野沢菜、セロリなど)は夜にとる。

 

気をつけられる事はたくさんありますから、一緒に頑張りましょう。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

4  正しい洗顔ってどんな洗顔?(2010年9月)

正しい洗顔方法と聞くと、どんな洗い方を想像されますか。しっかり洗う。ダブル洗顔は当たり前。できれば蒸しタオルで毛穴を開かせて・・・等々思い浮 かびますね。でも実は、“正しい洗い方”という決まったものはないのです。

 

顔の皮膚って毎日コンディショ ンが違います。前の日にどんな部屋で過ごしたのか、寝ている部屋が乾燥していなかったか、しっ かり栄養は摂れているか、飲み過ぎてはいないか、睡眠は充分かなどで、皮膚のバリアは変わっ てしまいますから、本来なら毎日皮膚と相談してから洗い方を決めてほしいくらいなのです。皮膚の状態は体調に大きく左右されます。同じ人の皮膚でも毎日違うということです。乾燥が強くてかゆいなら、クレンジングだけでさっと流せばよいのです。皮膚を守る事をいつも心がけていれば大丈夫。難しくはありません。

 

丈夫な皮膚を作るためには、まずは水洗顔がお薦めです。絶対に水です。百万歩譲って、冬は夏の水温くらいでもよいですが、ぬるま湯よりずっと水に近づ けてくださいね。水で洗うことで皮膚を守っている皮脂を落とし過ぎず、洗いながら皮膚を守る 事になるのです。これだけで、もうかなりいいところまで来ましたよ。

 

さて、次に両手で顔の皮膚を触ってみてください。皮脂の多いところと少ないところがあります よね。Tゾーンは皮脂が多く、Tゾーン以外は乾燥しています。特に目の下から頬骨にかけては、本当に薄いのです。顔全体を同じように石けんで洗うと、下まぶた周辺は48時間くらい皮脂が戻ってきません。そして48時間の間にまた何度か洗顔しますから、慢性的に乾燥してバリアはどんどん 落ちてしまいます。という訳でTゾーン以外は軽く流すだけで充分です。日焼け止めやファンデーションを毎日しっ かり塗っていても、ダブル洗顔はTゾーンのみで大丈夫です。

 

そうそう、患者さんの大きな勘違いの一つは、皮膚がいろいろ吸収すると信じている事です。確かにそんなイメージありますよね。でも皮膚のバリアは物凄く強くて、何ものも中に入れることはないのです。皮膚は実は排泄器官、 一度外に出した汚れや汗をまた吸収したりすることは絶対にありません。だからどんなに厚化粧 しても、皮膚の上にのっているだけで、中に入っていくことはないのです。

 

さぁ今日から皮膚がキュッキュッっという程しっかり洗ったりせず、大事に守っていきましょう。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

5  からだの不調にがまんは禁物(2010年10月)

夜、肌寒く感じる日も増え、季節が動いているなぁと思っていたら、突然また夏がやってくるのかというような暑さになったり、何だか体調をくずしてしまう方が増えそうな日和りですね。 一日の気温の変化が10℃以上あると、しもやけができる等、皮膚の変化は起こりやすくなります。 皮膚ってデリケートなんですよ。

 

『皮膚は内臓の鏡』という役目を持っていますから、敏感に体調を察知し、皮膚にサインを出して、ちゃ んと休養をとるように教えてくれます。 じんましんが出るときも、アトピーやにきびが悪化する時も、体調が落ちている証拠です。

 

なんとなく夏の疲れが抜けないとか、寝ても寝ても疲れがとれないなと感じたときは、天候のせいで 疲れているのかなとか、忙しいから仕方がないのかなと思わずに、身体の声に耳を傾け、迷わずに健診を受けましょう。それらの症状は身体からの重要なサインだったりすることがあります。 『美人はからだの中から』ですよ。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

6  美しく健康になる元はからだの中にある(2010年10月)

あなたがいくつであっても、きれいで元気になれるように応援します。 毎日のように出版される女性誌には、美容の話題が満載です。 どれが本当に自分にあっているのか、迷ってしまいますね。 今日から、私と一緒にがんばりましょう。

 

『皮膚は内臓の鏡』と言われるように、身体の中の状態は、爪や髪の毛や皮膚にはっきり表れてきま す。 例えば、口から肛門までは、一本の長い管です。膨らんだり、ぐねぐねしているわけですが、この途中の胃や腸で異変が生じれば、そのサインは口の周り、口の中に「症状」を出します。 口の周りにいつもニキビができるという方は、ニキビの菌を殺す抗生剤を内服するよりも、食事やス トレスに気をつけて、胃腸を整えた方が、ニキビを繰り返さなくなります。

 

いつもと違う症状が皮膚に出ている時は、「自覚症状がなくても、身体は疲れていますよ。」という忠告です。あなたのからだの声を、ちゃんと聞いておきましょう。皮膚の表面をきれいにする手段はたくさんあります。化粧品などで、表側だけを整えることも悪 いことではありませんが、身体の中からしっかり裏打ちされた皮膚は、いつもビクともせず、強い美しさであることを知っていただきたいです。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

7  私のお父さん(2010年11月)

流れるようにマリア・カラスが歌う『私のお父さん』いうアリアが好きで、ひとりの時よく聞きます。 最近、アンサンブル・プラネタというグループのア・カペラで同じ曲を聞きました。天使の歌声と言われているようです。 同じ曲でも、表現はいろいろあるものですね。チャンスがあったら聞いてみてくださいね。からだが音楽ってすごいですよね。なんだか格好いい。

 

さて、私の実の父親が亡くなって、今年十三回忌を迎えました。肝臓癌でした。父の病気がわかる1年半くらい前に皮膚にサインが出ていました。私はそのことに気づきませんでした。私の父は、元々あっさりサッパリ系の皮膚の持ち主でしたが、突然、顔がベタッとしてふけっぽくなり ました。いわゆる脂漏性皮膚炎です。

 

この皮膚炎は、季節の変わり目や体調の悪いときに悪化しますが、時には免疫力が落ちているときのサインでもあります。いつもと違う皮膚の変化は、からだの変調のサインであることがよくあります。”何か変だぞ”は、本当に何かが変化し始めていることがありますので、そのうち治るだろうと思わずに、ご相談ください。

 

今年も2ヵ月あまりになりました。 心配事も早めに片付けちゃいましょう。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

8  手荒れ(2010年11月)

先週はいきなり冬が来たかと思う寒さでしたが、体調をくずされてはいませんか。 寒さとともに、冬は乾燥が気になりますね。 手もガサガサささくれだってくる季節です。 乾燥や使いすぎによる手荒れを手湿疹とか主婦湿疹と呼びます。 手を使っているのにいたわってあげないと、痒くて痛くてひび割れたりします。

 

同じくらい手を使っているのに、夏は大丈夫という方が多いのですが、夏は汗や湿度が高いことでマスクされています。冬本番前に少しでも手の保護をしておきましょう。手湿疹の手当ては、

①お湯を使わない

②洗浄力の強い石けんを使わない

③水仕事は手袋で

とにかく手を守りましょう。手荒れはとにかく保湿。1時間に1回でもハンドクリームを塗ることですよ。

 

若いとき、私の手も11月頃になると、カサカサして春まで痛い思いをしていました。『ガサガサしてると痛いから手つなげないよ。』と言われて悲しかったこともありました。 あなたはそんな事言われないように今日からしっかり保湿をね。それから栄養不足も影響するわ。体調も整えてね。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

9  脂漏性皮膚炎(2010年11月)

前々回のコラムで父の脂漏性皮膚炎の話をしましたので、簡単に説明をしますね。 季節の変わり目になると、洗っても洗っても頭皮の痒みがとれない方や、頭皮が油っぽくなったり、ふけ性になったりする方が増えます。脂漏性皮膚炎の症状です。 簡単に言うと自分の皮脂に負けるようなかぶれを起こしているのです。

 

皮膚には元々、常在菌が何万とあります。頭皮にもたくさんです。表皮ブドウ球菌、アクネ桿菌(かんきん)とカビが代表です。脂漏性皮膚炎では、カビが表皮に増え、痒みや湿疹の原因になります。頭皮は全体に脂が多く、皮膚と しては丈夫なのですが、脂が出すぎるとトラブルになります。同様にこの皮膚炎は、Tゾーンや眉や生え際に赤みや痒みや皮がむけるなどの症状を起こすこともあ ります。背中の中心部や耳、陰部の被毛部にも同じような症状を出す事もあります。

 

治療をすれば治る皮膚炎ですが、体力が落ちていたり、内臓疾患のサインとして急に現れる事もありますので、自己判断をせずにご相談ください。 

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

10 おかあさんの髭(2010年11月)

時々見回すと、鼻の下に髭が伸びているご婦人、意外と多いのです。これって不精ではなくて、ひょっとして、見えていない??老眼のせい??

 

私はど近眼なので、手元はものすごくよく見える。しかも職業柄、観察力は探偵並み。なので、ありゃ、髭が伸びている。とすぐに気付くのですが、よっぽど親しい人でない限りは言ったら傷つけてしまうかなとか、いろいろ思い悩んで、やっぱり伝えられないことも多く…。

 

更年期になると悲しいかな、女性ホルモンはどんどん下がり、体内のホルモンバランスはくずれ、相対的に男性ホルモンが高くなった結果、鼻の下も、顎ひげも濃くなったり…はよくあることです。周りがみんな髭に気づいているのに誰も言ってくれないと悲しいですが、言う方も勇気が要りますから、そこを察して、自分でもよく注意して自分の顔を見るように心がけましょう。

 

私は最近子供にお願いしました。『お母さんに髭が生えていたら、絶対の絶対に教えてね。』観察力の鋭い皮膚科医も、自分の髭は見逃すこともあるかもしれないので、万全の注意が必要です。 私の友人は以前、こんなことを言っていました。自分が死んだら、死に化粧の前に髭を剃るように遺言状に書いておくと。確かに女性としては大事なことです。死んでも、美しくです。

 

さて、では髭が濃くなったらどうするか。一度濃くなった髭は、ホルモンバランスが元に戻っても残念ながら、簡単には治りません。しょっちゅう剃って皮膚を傷めるよりは、思い切っての脱毛をお薦めします。

 

脱毛って若い人がするものって思われがちですが、40代からの女性にこそ、身だしなみとして利用していただきたい治療です。鼻の下が何となくくすんで見えるのはひょっとしたら、産毛が濃くなっているのかもしれません。

 

毛ってあっても無くても大変ですね。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

11 ガサガサ唇からぷるるんくちびるへ(2010年11月)

いつも唇の皮がむけてガサガサ硬くなっている皆さん、今日でガサガサ唇とお別れしましょうね。少し色っぽく、触れたくなるくちびるをめざしてみましょう。

 

まずは質感。弾力があって、スベスベでつやがあって、ぷるるんが目標です。唇には汗の腺も、毛穴もありませんから、温度調節もできませんし、皮脂もありません。だから乾燥するのは当然の事ではあるのですが、やはり目立つ唇、何とか潤いをキープしておきたいところです。

 

唇のカサツキがなかなかとれない時は、かぶれも疑ってみます。唇がかぶれることは意外とあります。口紅の中に含まれる防腐剤や香料や、口紅の色自体にかぶれることもあります。歯みがきチューブや、果物の果汁や、特定の食物で痒くなったり腫れたりすることもあります。

 

予防はとにかく怪しいものを避けること。一度合わなかったものは、何年経ってもダメです。そろそろ使えるかなぁ。とか、いつもの口紅が切れちゃったから使ってみよう。は絶対にダメです。油断なく!

 

歯磨きチューブのかぶれや刺激もあります。歯磨きチューブは、つけなくても問題はありません。粘膜が弱い方は、何もつけないで磨きましょう。

 

また、果物で、かぶれることもあります。唇に触れないようにいただきましょう。食物アレルギーは、合わない食物を口に入れた時に、触れた部分がピリピリしたり痒くなったり、腫れたり、鼻詰まりを起こしたり、息苦しくなったり、お腹を壊したりします。これも注意しなければならない症状です。

 

そして身体の脱水も唇の乾燥をまねきます。唇が乾燥してきたなと思ったら、すぐに一杯お水を飲むことです。できればのどが乾く前に、30分に一度、水分補給をしましょう。脱水は細胞の老化を早めます。

 

小さいお子さんでは、口呼吸をしているために唇が乾燥しているケースがよくあります。大人で口がポカンと開いていると、美人は台無しです。鼻呼吸をしましょうね。一日何回もオイルでもワセリンでも何かを塗りましょう。自宅にいるときは塗った上から小さく切ったラップで唇を10分くらい覆います。スベスベになること間違いなしです。 

 

口紅を塗るときは、しっかり保湿した上から、置くようにそっと塗ります。そうすると口紅で荒れることが少なくなります。グロスを塗りすぎてヌルヌルは、ちょっと品が無くなるので、その辺りも注意してくださいね。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

12 皮膚科医の目(2010年12月)

皮膚科医の目はおそらく、かなり細かいところまで見える目だと思います。ちょっとした拡大鏡で見てる位の感覚で、皮膚を診ています。 皮膚科では、皮膚にできたものを診断するときや、悪性かどうかを判定するときに、生検(皮膚の一 部を小さく切り取って病理組織を顕微鏡でみて診断する検査)をします。熟練すると、想像した皮膚の中で起こっているだろうことと、実際に生検した組織の病理診断がほぼ一致します。それぐらい深くまで見える目です。

 

目で実際に見るという感覚にプラスして、指先で皮膚に触れた感じ、皮膚の音、臭い、色など、人から出ている波動をみて、診断します。 全身の触覚を研ぎ澄ませて診断にあたるわけです。同じ赤みでも外側からのものなのか、内側からのものなのか、赤みはどの位の深さか、どの位いじっ ているか、繰り返しているのか、あとどの位で治るのか。などなど感覚をフル活用して診ています。 なので 困った時は皮膚科医に相談するのもよいかとな思います。

 

初めてかかった医師と合わないと思ったら、次を探せば良いのですから、気楽に身体の事を相談で きる場所を作っておきましょう。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子

13 来年こそは婦人科検診を(2010年12月)

今年は健やかな1年でしたでしょうか。 時が過ぎるのは本当に早く、あっという間にまた年をとってしまいます。年をとっても元気で楽しく暮らしたいですね。今年、体調をくずされた方はなおさらですが、元気な一年を過ごされた方も、来年はご機嫌な毎日を目指して、生活環境を整えてくださいね。

 

さて、今年皆さんは健康診断を受けられたでしょうか。子宮癌検診をはじめ、婦人科検診も、是非、受けて欲しいと思いま す。市や区の公費負担となる検診もあります。今年、忙しくて検診に行けなかった方も、来年こそは、自 分のメンテナンスをしっかりして、不調に悩まない毎日を過ごしていただきたいです。

 

そこで婦人科検診の心得をお話します。

 受診にあたって、前回の生理日がいつだったかは必ず答えられるようにする。

 気になる症状や質問があれば書き留めて持参する。

 

診察は問診票にそって、月経の状態、過去にかかった病気や妊娠の経験、薬のアレルギーなどについて聞かれます。可能なら基礎体温をつけていきましょう。基礎体温をつけることで、どんな時に自分の調子が悪いのかがわかるようになり、体調管理に役立ちます。体温の変化や月経周期のほか、その時々の不調、頭痛や肩凝り、腹痛、風邪など、体調の変化を記録しておくとよいでしょう。

 

問診の次はエコー検査(超音波)と内診です。内診は下着をとって内診台に上がります。子宮けい癌検査は、医療用のブラシや綿棒で頸部の細胞をとり、ガン化するおそれのある異常な細胞がないか調べ ます(細胞診)。 子宮や卵巣の状態は触診やエコーで調べます。必要があれば、膣粘液検査による性感染症検査も行な います。力をうまく抜く事ができれば検査の時に痛みはありません。検査中または検査終了後にエコ ーの結果をお話します。何か変化があれば、必要な治療を計画していきます。 以上が検診の手順です。参考にしてくださいね。

 

私のクリニック目白  院長 平田雅子