2012年が始まりました。
今年は是非“自分を大切にする年”にしましょう。
昨年、思い通りにいかず、鬱々した方も、我慢を重ねた方も、深呼吸して流れを変えていきましょう。
もちろんいつも何でもうまくいくとは限りませんが、まずはやってみる。
前に進みましょう。
体調が悪くてやる気がでないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは意外と早寝早起きをすると調子が戻ることもあります。
他人に遠慮せずに、自分のメンテナンスをまずしてみましょう。
いつもと違う色合いのセーターや髪型を変えるだけでも気分は変えられるはずです。
美容治療やカウンセリングも元気を生み出すお手伝いをします。
人生一回きりです。志したらとことんいきたいですよね。絶対に調子をくずしてはいけません。
自分の体調をきちんと把握して折れないようにしましょう。
健康診断や婦人科検診を受けることも必要です。
“昨年大丈夫だったから今年も大丈夫”の保証はありません。
まずは自分から、大事にしましょう。
かけがえのない命を大切にするために、守りを固めましょう。
今年も、日本中の女性を元気にするために、頑張ります。
困ったときは遠慮せずに受診してください。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
おはようございます\(^o^)/
朝起きたら、お布団の中で伸びをしてみましょう。
寝ている間にからだが縮んでいますから、ゆっくり横になったまま両腕を挙げて、上下に引っ張り あいっこをするように伸ばします。この季節、寝ている間にも冷えて筋肉が縮んでいることが多いですから、よーく伸ばしましょう。
右腕と左脚、左腕と右脚、対角線にも伸ばします。左右にひねったり、肩甲骨を動かしたりしてみます。
足首もぐるぐる回します。反対回しもしてください。できたら、寝た姿勢のまま手足を天井に向けてぶらぶらさせます。ほぐれてきましたか。むくみにも効きますよ。
そしていつも肩が凝らないように、ゆったりした服装をこころがけてください。着替える前に躯幹四肢(からだ全体ですよ)に寒さ防止と静電気対策のために保湿のクリームを丁寧に塗ります。皮膚の目にそってそっと塗りましょう。
空気が物凄く乾燥しています。皮膚のバリアが落ちると、アトピー性皮膚炎だけでなく、ニキビや脂漏性皮膚炎も悪化します。保湿は全ての皮膚炎の治療の基本です。
このくらいのケアでも億劫がらずに2週間続けると、変化が出ます。ちょっとした習慣を作ることが、体調管理につながります。
からだもこころも柔軟にして健やかにいきましょう。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
先週、板橋区の女性支援センターで“更年期と皮膚”についてお話させていただきました。みなさま心配している事が多いようでたくさんの質問がありました。
ヘアダイでかぶれてからずっと調子が悪い方やあちこちかゆい方、日焼け止めが合わない方、頭の皮膚がずっと荒れている方、踵のかさつき、手荒れ、そしてちょっと驚きましたが、かなり多かったのが皮膚科に行ったけれども、年だから仕方がないと言われたという事実です。
生きていることは老化に向かっているわけなので、年をとるのは仕方のないことですが、勇気を出して病院に行ったのに、年だからでは悲しすぎるなぁ。と思いました。
でも諦めないでください。何かしらの手立てはあるはずです。私はチャレンジする医者なので可能性があればトライしてみますが、なにより諦めないことが肝心です。
さて、本題に戻りますが、女性に生まれたからには、少しでも若くいたいですよね。 同じ更年期世代なのに若々しい人と老けて見える人と、肌年齢の差はいつから?どこから?出てくるのでしょうか。
元々の肌質や健康状態の影響が大きいことはもちろんですが、日常のケアによって、皮膚によい生活環境を整えれば、老化のスピードをゆっくりにすることは可能です。
日常のケアの強化としては、
①乾燥を防ぐ。
洗いすぎに注意して保湿を充分にしてください。日中の保湿はもちろんですが、夜寝る前にはたっぷり保湿し、もし夜中に目が覚めたら、目の下などの乾燥部位に更にぬる。加湿器などを置き、部屋の環境も整えます。
②紫外線を徹底的に避ける。
SPFが高くても皮膚温や汗で、日焼け止めは2~3時間で効果が落ちます。ファンデーションの上から重ねて日焼け止めクリームを塗りましょう。今あるシミをこれ以上濃くしないためには、遮光は必須です。陽射しを浴びない生活は不可能ですが、日焼け止めクリームでしっかりガードしましょう。
更にストレスを溜めない。睡眠不足、栄養不足に注意。病気にならない。禁煙は絶対。など卵巣に負担がかからない習慣を身につけましょう。
年だからという理由であきらめない。明日からは好きな年齢で生きてみましょう。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
今度こそ本当に暖かくなりますように。
花は散り、葉桜となり、初夏へ向けてエネルギーを溜めている様子ですが、まだ夜は冷える日が多いですね。油断せず、からだを冷やさないよう努めましょう。
いつもお伝えしていますが、からだの中から温める事が大切です。冷たい食べ物やからだを冷やす食べ物は控えめにしましょう。
でも、からだを冷やす食材には、からだの熱をとったり、炎症を抑える働きもあります。解毒して、老廃物を除去する働きをします。代表はほうれん草、セロリ、茄子、トマト、きゅうり、大根、ごぼうなどです。
物には二面性がありますね。
何を食べたら健康になれるのか。
さまざまな情報が身近にたくさんありすぎて、自分に何が合うのかは、なかなかわからないものです。
食事は一日に三度きちんとが当たり前と思っていたら、一日一食でよいという提案もありました。飢餓状態が続くと、長生き遺伝子が活性化すると言われていますが、からだが疲れて集中力が落ちてしまっては元も子もありません。
自分に一番合っている食事の仕方を、確認しておきましょう。
自分に合わないもの、調子が悪くなる状況を把握しておけば、自分自身を守ることができます。
クリニックで、患者さんにお薦めしていることがあります。体調をカレンダーに記入することです。頭痛や吐き気や腹痛、筋肉痛、めまい、気分の不調などを記録します。寝不足や食べ過ぎ、忙しさの度合い、更に生理日や天気を加えます。
どんなときに調子が悪くなるか段々わかってくると、体調管理がしやすくなりますよ。試してみてください。
麗らかな春の日を満喫してくださいね。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
暖かくなりましたね。ゴールデンウイークを境に季節がすっかり変わりました。暖かくなると胃腸の動きも活発になり、冷えて痛かった関節も楽になったりと、からだの調子は良くなることが多いですね。
人間が調子よくなるのと同じで、からだにつくカビも元気になります。代表選手は白せん菌、水虫です。水虫というと足の病気と思われがちですが、からだ中どこに出てもおかしくはありません。これからの季節、カビに負けないように注意が必要です。
カビが生える条件は3つ。適度な温度、適度な湿度、そしてカビが育つための栄養です。人の足は体温、汗、角質と条件がそろっていますから、カビにとっては成長するのに好都合です。
水虫が元気になる季節、負けないためのケアをお話しします。足が汗ばんでいる状態が長く続かないように、可能なら仕事場ではサンダルに履き替える。急な雨で足が濡れてしまった時に備えて、職場に靴下や靴の予備を置いておくといいですよ。
家に帰ったらまず足を洗う。石けんを使ってゆびの間まで洗います。ゴシゴシ洗う必要はありません。そしてよく拭くこと。特に4番目と5番目の間の深いくぼみには、水気が残りやすいので特に意識して拭くこと。
その日1日履いていた靴は、できれば中をギュッとしぼったペーパータオルなどで拭いておく。バスマットからの感染が多いので、家族に水虫の方がいたらバスマットを別々にします。スポーツジムや温泉のマットからの感染もよくありますから、バスマットを踏まないで個々に拭きます。家に帰ってから更に軽く洗えると尚よいです。
治療をしている方はしっかり薬を塗りましょう。一度にたくさん塗ると湿度を上げることになりますから、薄く塗るのをお薦めします。朝は靴下をはく前にティッシュペーパーでゆびの間の汗をとります。きのうと同じ靴は履かないこと。
このくらいすれば完璧ですが、できることだけでもお薦めします。また皮膚の抵抗力が落ちないように栄養をとること、洗いすぎないことなども大事です。
水虫かなと思ったら、まずはご相談を。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
今日は雲一つない本当に遠くまでよく晴れた一日でした。暑すぎず風もさわやかな、初夏の一日でした。
いつも日中はクリニックの中にいて、日に当たることがあまりない私ですが、午前中から電車に乗って出かけていました。歩道も電車の中もホームも、初夏の光がいっぱいです。しっかり日焼け止めクリームを塗っている私でも危険を感じるくらいまぶしい。
目も傷むなあと思いながら、周りを見渡すと半袖、素足の方がいっぱいです。人の背中でも気になります。透明人間になれるのなら、近くに行って“日焼け止めクリーム塗ってくださいね。”と声をかけたいくらいです。
最近は保湿も兼ねた塗りやすい日焼け止めクリームがたくさん出ていますから、日中もお化粧の上からセッセと塗ってくださいね。SPFが50あっても実際には3時間くらいしか保ちません。
先日テレビ局で実験していただきましたが、普通に生活をしていると、朝しっかり日焼け止めクリームを塗って安心していても、お昼前にはほとんど落ちてしまいます。
バッグに1本日焼け止めクリームを携帯し、3時間おきにそっと皮膚に置くように重ねて塗ってくださいね。目の下の皮膚の薄い部分だけでも塗ってください。約束ですよ。
シミやこじわを増やさないための鉄則です。
陽射しがいよいよ強くなって来ましたので、緊急のお知らせでした。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
ニキビができると一生懸命洗うのに、洗ったあと何もぬらないで乾かすのがよいと思っている方って結構いらっしゃいます。
それってとても危険。
洗いすぎると、皮膚のバリアはどんどん落ちて、皮膚は弱くなる一方です。
元々皮膚には常在菌がたくさんいます。常在菌の代表は表皮ブドウ球菌、アクネかん菌とカビです。常在菌は文字どおり誰の皮膚にも常在していますが、洗いすぎて皮脂が減り、乾燥したり、紫外線の影響で皮膚温が上がり炎症が起こると、皮膚表面のバリアが乱れ皮膚炎を起こします。すると常在菌のバランスがくずれます。この時、アクネかん菌がふえるとニキビとなり、カビが増えれば、脂漏性皮膚炎を起こします。
つまりニキビができている時は、何かがうまくいっていない時です。洗い方が合っていないか、使っているものが合っていない可能性が高いのです。ニキビができていても、優しくそっと洗うこと。お化粧しているなら、クレンジングを軽くつけ、水で流すだけで充分。Tゾーンが油っぽいときはTゾーンだけ、石けんや洗顔フォームを泡立て過ぎず、ダブル洗顔をしてください。乾燥が強いときはダブル洗顔はしなくていいのですよ。
洗った後は水分を補う化粧水、皮膚のバリアを補給する乳液やクリームで保湿します。Tゾーン以外は乳液、クリームは2~3回重ねて塗ります。しっかり保湿することもニキビ治療の早道ということをお忘れなく。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
皮膚科って「痒い、痛い、ブツブツができたらかかるところ」と思っている方が意外と多いのですが、実はそれだけではなく、皮膚を通してからだのサインを診て、健康を維持していくところです。
頭のテッペンから足の先まで、病気のサインが出ていないかを診察します。不調があれば対策を立て治療をします。
また、皮膚を健やかに保つための、顔、からだの洗い方も指導します。
皮膚は昔から“内臓の鏡”とか“心の鏡”とよく言われますが、心を守っている身体を包んでいるのが皮膚です。なので、心やからだの調子がくずれてくると、「疲れてきていますよ。」という不調のサインが皮膚に必ず出ます。
からだの中からのサインを見逃さず、早め早めのケアをしていくことが大切です。いつも絶好調でいきましょう。
また美容に関しては、ご自身でできるシミやたるみのケアと、クリニックで施術する治療を組み合わせて、経過を診ていきます。
今どこも悪くなくても、5年後、10年後も健康な皮膚でいるために対策を立てていきましょう。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
立秋を過ぎましたが、まだまだ当分暑い日が続きそうですね。
こんなにカンカン照りが続くと、過酷な温度差に毎年耐えてきたホモ・サピエンスも弱ってきました。
子供の頃はここまで暑くなかったので、日中は外で遊びましたが、昨今は元気な子供も危険になるくらいの陽射しです。みなさん注意してくださいね。
気温がこれだけ上がると皮膚温も上がります。皮膚の感染症も増えています。虫刺されやアレルギーやあせもを掻いたあとが異常に腫れたり、ジクジクしたり、化膿していらっしゃる患者さんが増えています。腕や脚の毛剃りで、毛の根元からばい菌が入って、リンパ腺が腫れて来院される方もいらっしゃいます。暑さで、皮膚の抵抗力はどんどん落ちているのだと思います。
汗は早く流す。暑くてもちゃんと保湿をして皮膚のバリアを作っておきましょう。
この時期は皮膚のカビも多くなります。
水虫だけではなく、癜風(でんぷう) というカビも増えます。大汗をかいて家に帰るとクーラーが効いていて、サラッとすると、汗をかいたことも忘れるくらい、涼しくなります。で、汗を流すのが遅れたり、バスタイムが朝だったりします。そうするとからだにカビが生えることもあります。
可能なかぎり、帰ったら直ぐにシャワーを浴びて汗を流してくださいね。
ウイルス感染症であるヘルペスも増える時期です。自分が意識していなくてもかなりの陽射しに暴露されています。日にあたって、皮膚の免疫力が落ちると発症しやすくなります。唇にも日焼け止めクリームを塗っておきましょう。
また、この季節、頭痛が起こる方も多いのです。日傘や帽子を使っていても、照り返しで目を傷めていることと思います。目からの刺激で頭が痛くなることはよくあります。サングラスなどで皮膚だけではなく目も守りましょう。目からの紫外線でシミができることは、動物実験では証明されています。眼も守りましょうね。
心配事や不調がありましたら、ご相談ください。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
急に風が変わってきました。ガクッと疲れが出てはいませんか。今年の夏は長かったですね。3ヵ月ちかく30℃以上の日が続きました。
紫外線と汗とで、大人も子供も皮膚はとてもダメージを受けました。夏バテをしていなくても、自覚症状が無くても、かなり皮膚は弱っています。そして、その回復もしていないうちにこの涼しさと乾燥です。更に皮膚は弱ります。これから冬に向けてどんどん乾燥は強くなります。
対策はただひとつ、徹底的な保湿を心がけましょう。
いつも保湿、保湿と言われている患者さんにとっては、本当に耳にタコができるかもしれませんが、油断禁物です。まず、お風呂でタオルを止めて手で洗うこと、石けんは1日おきに、長湯をしない、お湯の温度は熱くても40℃まで。顔は水で洗う、洗顔料は控えめに、化粧水がしみたら乳液から使う。
大切な心を入れているからだを一番外側から守っているのが皮膚です。しっかり保湿して皮膚を守ることで、体調も維持しましょう。
私のクリニック目白 院長 平田雅子
風邪の季節になりました。最近くしゃみや咳の時、口に手を当てない方をよく見かけます。あくびの時も大きく口を開けたままです。
大学の先生が、授業をしていても、手で隠すこともなくあくびをしている学生さんがたくさんいると言っていました。礼儀をわきまえましょうね。
歯医者さんに行ったときは別ですが、本来、口の中を他人に見せてはいけません。咳やくしゃみやあくびのときは必ず手をあてること、食事のときも口の中にものがあるときにクチャクチャ話さないなど注意しましょう。
くしゃみは風速20~40m/s、菌はものすごい速さで飛びちります。くしゃみや咳のときに口に手をあてる、ハンカチを当てるだけでも感染防御につながります。インフルエンザやノロウイルス感染症など、目に見えない敵には細心の注意を。
私のクリニック目白 院長 平田雅子