口内炎は中医学では、胃熱が原因と言われます。胃熱とは、食べ過ぎなどで胃に熱がこもり、消化の力が低下した状態です。
胃が頑張りすぎて、負担がかかり、消化がうまくいっていないという証拠になります。
食べ過ぎと似た状況は、食べ物が合わないときにも起こります。いわゆる遅延型食物アレルギーです。
合わない食べ物は有害ですから、早く消化して排泄させるために、胃はパワーアップして頑張らないといけなくなります。ヒートアップして胃熱が発生します。
鎮痛剤などの、胃粘膜を刺激するものも同様です。
また、抗がん剤の治療しているときも、胃熱を持つので、口内炎ができます。
他に、膠原病の症状のひとつとしても、口内炎があります。
そして忘れてはいけないのが、亜鉛不足の口内炎です。
すぐ治るかなと甘く考えないで、治りにくい場合は、上記のことを疑って、検査することをおすすめします。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子