脱毛治療の最初のカウンセリグでは、患者さんが普段週に何回脱毛するのか、どういう処理をするのか、カミソリなのか、毛抜きなのか、どこで処理をするのか。お風呂の中で石鹸を付けて剃っているのかなどをお聴きします。
濡らして石鹸を付けて剃ると、毛は剃れるけれど、一緒に皮膚も削れているわけです。例えば高校生などは、毎日そうしている方もいます。毎日毎日そうやって剃っていると、皮膚はどんどん削れるわけですので、皮膚の防御は落ちて弱い皮膚になります。
日焼けもしやすくなるし、いろいろな外界のよくないものが侵入する可能性もあり、外に天然保湿因子が逃げていくことも十分考えられます。皮膚のバリアが落ちてしまうので、痒くなったり毛穴が目立ったりします。
ですから、お風呂では剃らないで、お風呂に入る前にクリームとかを付けて、よく切れる刃で、何回も剃らないでさっと一回で剃って、お風呂に入ったら石鹸は使わず流すだけにしてください。前日に処理をして、翌日脱毛施術を受けにいらしてください。何回か通っている間に剃るときは、このように必ず何かを塗って剃ってください。
バリアが落ちている皮膚というのは、弱いので、痛みも普通より強く感じることがありますし、赤みも出やすくなりますので、いつも皮膚の状態をよくしておくことが重要です。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子