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皮膚科

713-守りのケアを

2024.04.15

かねてよりの脚の冷えを克服するために、最近ときどきサウナに行っています。

 

サウナには大浴場があり、ジャグジーとか炭酸のお風呂とかがあるのですが、人が身体を洗っている後ろ姿や横の姿がチラッと見えます。結構みんなしっかり洗っています。

 

顔が見えない位、真っ白く泡泡で顔を洗っている方や、お洗濯しているのかというくらい泡立てて頭を洗っている方もちょこちょこいらっしゃいます。そんなに洗っていいのかいと思う位洗っています。

 

ゴシゴシ洗ってスッキリするのなら、それはそれで私がとやかく言うことでは無いのですが、痒くて乾燥する方ばかり診ている皮膚科医的な眼で見ますと、みんな洗いすぎです。そんなにゴシゴシ頭を洗う必要はありません。

 

また入浴後、丁寧に身体に保湿剤を塗っている方も少ない気がします。塗っている方も、パンパンパンと塗っているだけで、全身くまなく丁寧に塗っている人はほとんど見かけません。

 

つまりどういうことかと言うと、意外とみんな自分の皮膚をちゃんとケアしていないということです。それで皮膚が荒れたり痒くなったりは、まぁ当然かなという気もします。

 

皮脂は、誰の皮膚にも少なからずあるはずなのですが、ゴシゴシ洗ったり、熱いお風呂に長々入っているとなくなります。

 

サウナで汗をかいたときには、皮脂が出てくるはずです。岩盤浴もそうです。皮脂が汗とともに出て、1枚皮膚をコーティングします。この皮脂は、よい皮脂なはずなのですが、それをまた汗をかいたからといって洗い流してしまうと、せっかく皮膚を守るためのバリアはなくなってしまいます。

 

洗いすぎない事と保湿する事は、セットで取り組みましょう。

 

毎日お風呂に入っている人がほとんどだと思いますが、いつも優しく洗ってください。10代20代の皮膚みたいに、皮脂がたくさんではないので、労わってください。

 

ちなみに私は、朝晩足の爪先から頭皮まで、全部保湿して皮膚は丈夫になりました。

 

心だってガードがなかったらやられてしまいますよね。
攻めるよりも守る。皮膚も同じです。

 

私のクリニック目白
院長 平田 雅子

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