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皮膚科

034 水虫に負けないための極意

2012.05.01

暖かくなりましたね。ゴールデンウイークを境に季節がすっかり変わりました。暖かくなると胃腸の動きも活発になり、冷えて痛かった関節も楽になったりと、からだの調子は良くなることが多いですね。

 

人間が調子よくなるのと同じで、からだにつくカビも元気になります。代表選手は白せん菌、水虫です。水虫というと足の病気と思われがちですが、からだ中どこに出てもおかしくはありません。これからの季節、カビに負けないように注意が必要です。

 

カビが生える条件は3つ。適度な温度、適度な湿度、そしてカビが育つための栄養です。人の足は体温、汗、角質と条件がそろっていますから、カビにとっては成長するのに好都合です。

 

水虫が元気になる季節、負けないためのケアをお話しします。足が汗ばんでいる状態が長く続かないように、可能なら仕事場ではサンダルに履き替える。急な雨で足が濡れてしまった時に備えて、職場に靴下や靴の予備を置いておくといいですよ。

 

家に帰ったらまず足を洗う。石けんを使ってゆびの間まで洗います。ゴシゴシ洗う必要はありません。そしてよく拭くこと。特に4番目と5番目の間の深いくぼみには、水気が残りやすいので特に意識して拭くこと。

 

その日1日履いていた靴は、できれば中をギュッとしぼったペーパータオルなどで拭いておく。バスマットからの感染が多いので、家族に水虫の方がいたらバスマットを別々にします。スポーツジムや温泉のマットからの感染もよくありますから、バスマットを踏まないで個々に拭きます。家に帰ってから更に軽く洗えると尚よいです。

 

治療をしている方はしっかり薬を塗りましょう。一度にたくさん塗ると湿度を上げることになりますから、薄く塗るのをお薦めします。朝は靴下をはく前にティッシュペーパーでゆびの間の汗をとります。きのうと同じ靴は履かないこと。

 

このくらいすれば完璧ですが、できることだけでもお薦めします。また皮膚の抵抗力が落ちないように栄養をとること、洗いすぎないことなども大事です。

 

水虫かなと思ったら、まずはご相談を。

 

私のクリニック目白

院長 平田雅子

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