季節の変わり目は、とかく不調になる方が多いのですが、特に秋に向かうときには、がくっと弱ってしまう方がいらっしゃいます。
多かれ少なかれ温度が下がり、湿度も下がり、紫外線の差し込む角度も変わり、日照時間も短くなると、私たち人間も動物なので、とても敏感に反応していきます。
自分があまり意識していなくても、環境の変化にはかなり動かされてしまいます。防御が働くためだと思います。
今はまだ暑い毎日ですが、これから秋に向けての変化のダメージを最小限にする方法を考えてみます。
まずは外側のケアから。
今はまだ、シャワーを浴びた後も、また大汗をかいてしまうくらい暑いのですが、必ず朝晩保湿をしましょう。全身の保湿をしてください。首周りも耳も、指先も足も、胸もお尻も、腕も脚も全部です。
自分の身体に触れて、赤くなっていないか、傷がないか、熱感はないか、ガサガサしていないか、荒れていないか、乾燥していないか、確認してください。
ちゃんと自分を知ること。どこが弱りやすいのかを知りましょう。
もし傷があったり、皮膚が荒れているようでしたら、そこはちゃんと手当てをする。手当てをするときに消毒はしない。バンドエイドも貼り続けない。ひたすら保湿する。
可能なら忘れないように、体調確認ノートに記録をしてみてください。次に同じことが起きたときにすぐ対処できます。
いつも伝えていることですが、決してゴシゴシ洗ったりせず、手でそっと撫でるように洗う。汗をかいたり、油っぽいところだけ石鹸を使う。
髪の毛もパサパサするのであれば、髪が乾いた状態でブラッシングをして、いつも使っているトリートメント剤を髪を濡らさずに使い、頭皮のマッサージをします。そしてちょっと置いてから、シャンプー剤を使わずに流します。時々こんな洗い方をしてみてください。だいぶ髪は蘇ります。
また、皮膚よりも、胃腸の調子が崩れて弱っていることが比較的多いので、朝起きて歯磨きをしたら、1番最初にお腹に入れるものは、必ず温かいものにしてください。
お腹の中を朝から冷やさない。暑くて冷たい物が飲みたい気持ちはわかりますが、胃腸をいたわりましょう。
毎年、秋口にお腹の調子を崩すのでしたら、今から整腸剤を飲んでおく。辛いもの、味の濃いものは控えめにする。
これもいつもお伝えしていますが、よく噛んでゆっくり、お妃さまのように静かに召し上がってください。
喉の弱い方は、首周りを冷やさないように気をつけて。
だぶん多くの方は、既に夏の疲れが出ていますから、運動もほどほどに。室内のストレッチなどを中心にしましょう。
息が切れるほど走り込んだり、頑張る必要はありません。筋肉をほぐすために、上半身も下半身も無理をせず、ゆっくりゆっくり伸ばす。
そして、いつもより30分睡眠時間を増やしてください。可能なら早寝早起きしてくださいね。
疲れていると思ったら、遠出をしたり予定を詰め込んだりせず、お買い物ぐらいにして、しばらく静かに過ごしてみましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子
現在、IPL光脱毛とオリジナルUVクリームのキャンペーンを行っています。