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内科・アレルギー科

544-ワクチン接種と帯状疱疹

2022.12.01

皮膚科医として日常診察していますと、明らかにワクチン接種後に体調を崩して、抵抗力が一時的に落ちたことが影響して、罹患したのだろうと思われる、帯状疱疹の方にお会いすることがあります。

 

だからといって、ワクチンを受けるのは良くないというわけではないのですが、体調を整えて接種に向かってほしいと思います。

 

子供の頃に水ぼうそうにかかると、そのウィルスが完全に無くならないで、背骨の後ろ側から出ている知覚神経のちょっとふくらんだところに潜んでいることがほとんどです。

 

体調が整っているときは、何も悪さをしないのですが、風邪をこじらせたり、不摂生が続いていたり、ものすごく暑い日や、逆に急に寒い日が続いて身体が弱ってくると、ウイルスは活性化されて、知覚神経を伝わって皮膚まで移動して、帯状疱疹をおこします。

 

何が引き金になるかは人それぞれですが、いつもと違う感覚が、身体の半分に出現してきたら、躊躇せず皮膚科か内科を受診してください。痛いだけでも心配ならば、遠慮せず、診察を受けましょう。

 

「何も出ていないのに薬は出せない。」なんて言う医者は、最近はいないと思います。何かしらは対策してくれるはず。

 

ワクチン接種後、腕がものすごく腫れていて、虫刺され様の皮疹ができたので、ずっと様子を見ているうちに、眠りを妨げるような痛みが出現し、帯状疱疹だった方がいました。

 

ワクチンを打ったせいで腕が痛いと思っていたこと、虫刺されならそのうち治ると思い、帯状疱疹を疑っていませんでした。

 

ワクチンで少し抵抗力が落ちていたのと、疑うのが少し遅かったのかもしれません。痛みは我慢しないで伝えてくださいね。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子

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