ボトックス注射の打つ位置や打つ量は、ある程度規定されています。
なので、たくさん量を打てばいいというものでもなく、その方の顔の表情をよく見て注射することが、ものすごく大事な気がしています。
自分の顔の表情って、普通の人は熟知していません。
クリームを塗ったり、眉毛を描いたりするとき、不機嫌でする方ってあまりいないでしょう。シワのよった状態でお化粧することもあまりないと思います。
と考えると、意外と自分の表情を知らない。どんな時にシワ作っているのかを認識してない人がたくさんいるわけです。
診察室で向かい合って話している時に、ちょっと笑ったらシワができるけど、すごく笑うとそれを覆うような筋肉が働いて、びっくりするようなシワができる人もいます。
また、ちょっと目を閉じた時や、口をイーって動かしたときに、連動してできるシワもあります。だから患者さんをよくよく見ます。
浅いシワがあるところは、表情を作ると、シワははっきり深くなりますし、元々表情を作らなくてもある深いシワは、笑ったりしたときに目立たなくなることもあります。
この辺りをよく見て打たなければいけないと思っています。
眉間のシワに打つときは、できればおでこにも一緒に打った方が、きれいに仕上がることが多いです。私はおでこに打つ時は、ボトックスをマイクロボトックスのように細かく打っていきます。
マイクロボトックスは、筋肉ではなく、毛穴を目立たたなくするなど皮膚に効かせるために、通常のボトックス注射の希釈よりもさらに希釈した溶剤を作って打っていきます。
私のクリニック目白の場合は、通常のボトックスの希釈率で、通常のボトックス注射より極少量を細かくちりばめておでこには打ちます。この打ち方の方が経験上、皮膚の効果もより持続することを期待できます。
多くの女性のおでこの筋肉は、薄くてすぐ下は骨です。通常希釈で打つことで、筋肉にも皮膚のキメにも効くように打っています。
それで皆さんナチュラルにおでこは綺麗になっています。ボトックス注射は、表情の見極めと、細かな注入技術が違いを生みます。
執筆者・監修者
私のクリニック目白
院長 平田 雅子
医学博士
1960年生まれ 静岡県出身
日本大学医学部卒業
東京医科大学病院皮膚科入局
東京医科大学付属八王子医療センター皮膚科助手、永山皮膚科副院長を経て
2003年(平成15年)医療法人社団育生会 私のクリニック目白開設
専門医、資格等
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本医師会産業医
国際中医薬膳師
アラガンボトックスビスタ®施注資格認定医












