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遅延型食物アレルギー検査

246-身近なアレルギー パンケーキ症候群

2020.08.22

ときどき、ある決まった店でパンを食べると必ず痒くなるとか、家で食べるお好み焼きだとぶつぶつが出るとか、チェーン店の他の店は大丈夫なのに、職場近くの店舗のコーヒーだけ合わないとか、不思議なことが起きている方がいらっしゃいます。

 

理由がわかると確かに!と納得できるのですが、同じものを食べたのにどこか決まったお店でだけ反応がおきることがあります。

 

これはダニアレルギーの症状なのです。

 

粉ものは毎日使うからといって、キッチンの調理棚にそのまま常温で置いてはいけません。簡単にダニがわいてしまいます。開封1週間くらいから増えて、1ヵ月もするとダニだらけになります。

 

ダニだらけの粉もので調理したものを食べると、合わないものを食べたのと同じ反応が起こります。ダニアレルギーの方は、ダニの死骸やフンでも反応するので、煮ても焼いても起こります。

 

以前からダニアレルギーの方にはよくあることでしたが、パンケーキで同様の反応を起こしたことから、パンケーキ症候群という病名で呼ぶようになったようです。

 

ダニは温度25~30℃、湿度65~85%で増殖します。小麦粉だけでなく、パン粉でも天ぷら粉でも、挽いたコーヒーやパスタやうどんやお麩など乾物にも住み着いて増殖します。袋を開けたら、消費期限内でも必ず冷蔵庫保存にしてください。

 

たくさん食べたら食べただけダニは身体に侵入します。喘息やアレルギー性鼻炎が急性増悪したり、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。

 

アレルギーの原因は身近にたくさんありますから、環境整備をしっかりとお願いします。

 

私のクリニック目白

院長 平田 雅子

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