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皮膚科

018 春の肌事情

2011.03.01

春は一年の始まり。自然界は活気に満ち、生きる力がみなぎります。そして3月は春本番。寒さから解放されて元気いっぱいになりたいところですが、意外と春は皮膚のトラブルが多い季節でもあります。

 

中医学では季節ごとに主役になる臓器があり、春は肝臓が活発になります。肝臓は情動の臓器と言われ、活発になることでイライラしたり、ソワソワしたり、気が上がりやすくなります。気が上がるとからだの上の方に症状が出やすくなります。顔のほてり、のぼせ、めまい、耳鳴り、頭痛が起こりやすくなります。

 

そして皮膚も例外ではありません。顔の皮膚の不調が増えます。汗の腺も毛穴も開きがちになり、皮膚表面のバリアが不安定になります。バリアが不安定になると、顔にはニキビや湿疹ができやすくなります。花粉症の影響をうけている方もいらっしゃると思います。

 

今まで使っていた化粧品が急にしみたり、かゆくなったり、合わなくなることもあります。これは敏感肌と呼ばれる状態です。化粧品にかぶれたと来院される方が多い季節ですが、実はかぶれではなく、皮膚の弱ったところがダメージを受けている状態です。皮膚が落ち着けばまた使えるようになります。

 

こんな時はまず、しみるものは中止にしましょう。洗う時は水で、そっと流します。洗顔料もしばらくお休みです。お店で良さそうな物を見つけるとすぐに使ってみたくなりますが、グッと我慢して使い慣れているもので念入りに保護してくださいね。特にこの時期に毎年調子が悪くなりやすい方は手厚く保護を。普段使いなれている化粧品がなくて、どれを使ったらよいか迷っていらっしゃる方は、ご相談ください。

 

私のクリニック目白

院長 平田雅子

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