皮膚に何かが起きたとき、例えば痒みや痛みがあると、内服薬と外用薬が処方されると思います。
薬を塗ることや飲むことで、痒みや痛みがだいぶ落ち着き、ガサガサが取れ、赤みが消えるでしょう。2〜3日で良くなることもあれば、2週間3週間と長引くこともあります。
2〜3日で良くなって、もう大丈夫と思い治療を止めると、また少ししてぶり返すことがあります。
良くなったのは治ったのではなく、お薬が効いていたという判断になります。なので、見た目が良くなった、自覚症状がなくなったからといって、すぐ治療をやめてはいけません。
ゆっくり薬の量を減らしていきます。例えば朝晩ステロイド剤を塗って、痒みが収まったのであれば、塗るのを夜だけにして、日中は保湿を徹底的にすることが必要です。
また飲み薬に関しては、痒みや痛みの症状が半分になったら、朝晩飲んでいたのを夜だけ、または朝だけにするでも良いと思います。
大事な事は、ちょっと良くなったからと安易にやめてしまわないことです。皮膚が元通りの丈夫な状態に戻るには、最低1ヵ月はかかります。大事に保護していくことが必要です。
また、血圧が高い方や血糖値が高い方で、お薬を飲んでコントロールできていると、治ったつもりになり、食事や運動がおろそかになったりします。
ストレスや体調不良で、一過性に数値が上がることは確かにありますが、お薬が効いていることでコントロールできている場合には、お薬をやめたら元に戻ると考えてください。
数値が安定しているのは治ったのではなく、お薬が効いている状態なのです。自己判断で止めたりせずに、日常生活を見直し、主治医と相談しましょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子
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