私たち皮膚科医は、皮膚を診て、その方の体調、健康状態、内臓からのサインを読みます。皮膚を診ると、いろいろなことがわかります。
例えば、陽射しに弱い皮膚だとか、日に当たると黒くならずにすぐに赤くなってしまうだとか、乾燥しやすい皮膚だとか、痒くなりやすい皮膚だとか。
聞かれなければこちらから言うことはありませんが、将来このあたりにシミが出てくるとか、シワができる部位だとかを読んでいます。
ステロイド皮膚炎を起こしそうだとか、傷が治りにくいタイプだとか読みます。また、爪や髪の毛から体調を診たり、病気を見つけることもあります。
いずれも元々の体質の差がありますが、皮膚を丈夫に保つために、身体の外側からのケアとしては、
① 洗いすぎない
② 丁寧な保湿
③ 紫外線防御
です。
内側からのケアとしては、
① 適度な運動
② タンパク質を重視した食事
③ 日中を無理なく過ごせる睡眠
です。
皮膚は身体を包んでいる鎧(よろい)です。貴方を守るために昼夜を問わず、もの凄く頑張っています。なので、皮膚が弱るようなことは控えて、大事にしてくださいね。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子